2022/03/25 17:09
本日はブラームスのお話です。
私が主に聴いているのは管弦楽曲になりますが、
元クラリネット吹きとしては
クラリネットソナタやクラリネット五重奏曲は
一時期本当によく聴いていました。
出会いはそこからだったように思います。
ブラームスのクラリネットソナタは
もともとピアノが伴奏のソロ曲だということで挑戦しやすく、
誰もが知っている有名な作曲家が自分が吹いている楽器のための
作品を残してくれているというだけですごく感動していました。
管弦楽を聴くようになったのはそのあとで、
「のだめカンタービレ」に出てきた
「交響曲第1番」に興味を持ち交響曲全集のCDを買って聴きました。
最初はいまいちよくわからず、
何度繰り返し聴いてもあまり頭に入ってきませんでした。
そのさらに後になって、ベートーヴェンの時と同じように
ポケットスコアを見ながら時間をかけて
交響曲1〜4番やピアノ協奏曲などを聴きました。
そこで初めて真の良さに気づいたと思います。
ブラームスの音楽は、ベートーヴェンよりもう少し
具体的に様々なイメージを喚起させるような気がします。
情報量が多い、ということになるのでしょうか。
精緻で本当に美しい音楽だと思います。
交響曲4曲の中ならどれが一番好きか、
ずっと考えていますがまったく答えを出せそうにないくらい
4曲とも好きです。
最近はなかなかスコア見ながらじっくり音楽を聴く時間が
取れずにいるのですが、
また少しずつ、今度は室内楽方面にも手を伸ばして
ブラームスとお近づきになれればと思っております。