2022/02/11 10:00

今日からしばらくの間、

毎週私の好きな音楽について自由に語っていこうと思います。
テーマは曲単体のこともあれば、作曲家のこともあるし、
クラシックじゃないこともあると思いますので、
何回になるかもさっぱりわかりませんが、
気長にお付き合いいただければと思います。


記念すべき第1回は、ベートーヴェンです。

プレイヤーをやめて1年後くらいから
ポケットスコアをみながら曲を聴くということを始めたのですが、
その始まりがベートーヴェンでした。

好きなところを言葉で説明するのはなかなか難しいのですが、
どの曲を聴いてもほんのり暗さを孕んでいて
透明感があるところが好きです。

ベスト1を決めるのは大変に難しいのですが・・・
交響曲なら4番。
弦楽四重奏曲なら8番。
ピアノソナタはあんまり詳しくないですが
今知る限りの中だと、ど定番ですが8番が好きです。

特に弦楽四重奏曲第8番は、
初めて聴いた時に不思議な気持ちになったのをよく覚えています。
「この曲は完璧だ」という感覚と共に楽曲に吸い寄せられるような気がしました。
実際に完璧かどうかは理論家ではないのでわからないですが、
少なくとも当時の私の心をがっちり掴んだ1曲でした。

弦楽四重奏は晩年に近くなってくると理解がすごく難しく、
14番以降は今でも意味不明状態です・・・

・・・今の一言から考えると、
私にとってのベートーヴェンは
もちろん「好きな作曲家」でもあるのですが
「学習対象」のような側面もありますね。
ベートーヴェンの音楽を理解することを、
私自身の音楽的理解力の指標にしているところがあるかもしれません。

他にこのような作曲家はいませんので、
やはり私にとってはすごく特別な作曲家なのだと思います。


本日はこんなところで。
次回は別の人のお話です。お楽しみに。